今日のいちご舎: 舞台裏

Date: Sun, 23 Jul 2006 03:23:39 +0900
From: Fukapon
Subject: 今日のいちご舎: 舞台裏

 大成功、でしたのに。

 今日の演劇は、本当に、100点満点の仕上がりでしたわ。 特に渚砂ちゃん、そう、渚砂ちゃんのカルメンはなんて素敵なんでしょう。 純粋無垢な渚砂ちゃんも素敵ですけど、ちょっといけない女の子な渚砂ちゃんもたまりませんわっ。

 舞台の上で、渚砂ちゃんはとても、とっても輝いていました。 私の書いた台詞を、それはもう見事に演じてくださいましたわ。 まるで私のために。 なのに今は、声すら聞こえない。 姿すら見せてくれない。 渚砂ちゃんは誰のために、笑っているのでしょう。 誰の瞳に、映っているのでしょう。 ...わかっていますわ。 でも、想像するのも嫌。

 私の書いた脚本通りでなくてもかまいません。 どんなアクシデントに見舞われたって平気です。 でも、でも、私のパートナーは、渚砂ちゃんだけですの。

 迷っているんでしょう? 静馬様。 見ててわかりますわ。 舞台の上で教えてあげましたのにね。 殺してでも手に入れる、恋には覚悟が必要。

 私に迷いはありません。 渚砂ちゃん、もう、あなたの笑顔だけじゃなくていい。 涙も、私のものにしたいのです。

 ペンギンにゃ、みなさん。 Fukaponにゃの。

 詩音は牛かよっ。 あまりにぴったりじゃないか(笑

 ぴったりだったのはそれぐらい? な本日のストパニ。 いやぁ、凄いですね、あの稽古で、あの本番。 感動です。 そんな都合のよい展開を僕の人生にもください。 前日であのボロボロの仕上がり。 どうやら「何週間も」稽古してきてあの前日なんです、なぜ当日...。

 とゆか、何週間もやってきて要と桃実は未だにあんな調子って、大問題だろ。 学園祭の演劇であんなことやられたら、士気は低下し、空中分解確実でしょ。 何であんなうまくいっちゃってるわけ?

 静馬は裁きが遅すぎ。 ミカエラと隊長の台詞をカットしろって、それでどれだけの影響が出るのよ? 前日よ? 結局カットしなかったみたいだが...。 そして何より、あんな調子の二人なら、もっと早くに切らないとダメだろ。 私がスタッフだったら、あの静馬の裁きでいよいよ「今更何言ってんだよ」と匙を投げますね。 まぁ、そこまでついて行ってしまう私も私か。

 少々厳しい論調で滑り出した本日のストパニレポート、冒頭のモノローグも厳しめです(ぉ。 渚砂もそろそろハッキリしろよな。 と勢いであたってみる(笑。 近々やってくれると信じているんですけどねぇ。 今これを書いていてやっと気付きましたよ、夜々が玉青に相談しなかったわけが。 玉青が夜々の犯行(!)を知らずに終わった理由が。 同じ事をやっちゃうからです(^^; がんばれ、玉青。

 しかし何だ、いくらご都合主義の展開でも、徹夜作業は避けられないんですねぇ。 イベント前日の醍醐味と言えば、徹夜での追い込みってことでしょうか? 決してそんなことはないと信じたいのですが、私自身そんなんばっかで...。

 徹夜明けでも一糸乱れぬ姿を保っているのは、さすがお嬢様学校と言ったところ。 ミアトル生ならネクタイを外し、スピカ生ならジャケット脱いでリボン外すでしょ。 ル・リムは変身部提供の作業着にチェンジね(笑。 そして、手やら服やらには塗料がついていたり。 と思ってしまう僕は庶民です。

 翌日を迎えて、すぐにメンバーを帰さなかった六条の判断も、今週の数少ない適当だと思いましたね。 下手に帰したら、戻ってこないから(笑。 役者はシャワーを浴びせないと使い物にならないと思いますが、それ以外は現場待機を厳命だな。 寝るならそこで寝ろ、と。 お嬢様だから寝られないと思うけど(ぉ。 舞台の緊張感の中で居眠りする子はいないだろうから、寝不足をあえて選んだ監督にはぐっじょぶと言ってあげたい。

 なお、今週のストパニで牛と並んで褒め称えたいのは、中等部の演劇『ロミオとジュリエット』(笑。 わずかな籠女の演技を見ただけで、私は感じた。 そのアヴァンギャルドな感性を(^^; ストーリーを書き直したみんな、よくやった。 蕾のジュリエットを目の前にして、籠女のロミオはパーシヴァルに告白だからね。 ジュリエットは何?(笑。 君たちは高等部を超えていたよ(^^;;

 そんなこんなで、文化祭は素っ頓狂に終わったようです。 高等部の幕が下りたときに、中等部の子たちがまだ衣装を着ていたのはなぜだろうと思っていたのですが...。 後夜祭終わるまで、衣装で通すのね(^^; お嬢様学校って凄いわ(笑

 さて、来週は。

「ダメよ、静馬。」
「でも、私は、渚砂のことが。」
「いけない、そんな気持ちでは彼女も傷つけるわ。どうしても欲しいのならば、私の身体をあげる。」

 と身を挺して渚砂と静馬を守る六条のお話です。 ...と、予告映像のワンシーン、「静馬が六条を脱がせている?」から想像してみました(^^;

 おやすみなさい、渚砂ちゃん。