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Di Gi KAIGO
デ・ジ・会合
RC5-64 くらっきんぐ組

最終更新: 24-Jan-2002
ぷろじぇくとかいごうお〜ぐ

インターネットに接続できないマシンでの参加

 ここでは、インターネットに全く接続できないマシンでの参加方法を紹介します。
 クライアントは僅かな計算データ(未処理/処理済)のやりとりにのみ、インターネットを使用しています。 実際の計算処理は、完全なオフライン、スタンドアローンで何ら問題ないのです。 つまり、この部分だけを他のマシンで代行していやることにより、 インターネットに接続不可能なマシンでも、クライアントを動作させて、distributed.netのプロジェクトに参加可能です。 当然、別途インターネットに接続可能なマシンが必要です。 まぁ、これを閲覧できていると言うことは、その条件はクリアできていますね :-)

 なお、ここで紹介する方法は、初心者向けのもので、非効率な部分が多々あります。 DOSコマンドをたたけるような人は、ご自身で考えてやってくださいね(^^;

  1. クライアントのインストール
  2. 未処理データのfetch
  3. 計算用データのupdate

インストール

 詳しい参加方法 を参考にしながら「インターネットに接続不可能なマシン」にインストールします。 クライアントソフトのファイル一式を移動する際には、フロッピーディスク1枚もあれば十分です。 しかし、インストール時に2つ違いがあるので注意してください。

 1つ目は、インターネット接続不可能なマシン用に、 インストールしたディレクトリにある "dnetc.ini" を編集しなくてはなりません。 まず、 "dnetc.ini" を開いて、編集の準備をします。 そして、編集。 以下の例を見てください。

[networking]
disabled=yes
autofindkeyserver=no
keyserver=jp.v27.distributed.net

 項目の順序が違うかもしれませんが、"disabled=no" という1行があるかと思います。 この1行を上記のように "disabled=yes" と書き換えます。
 もし、"disabled=no" の1行がなければ、 "disabled=yes" を上記の位置に書き加えてください。

 2つ目は、インストール作業最後のコマンド

DNETC -svcstart[Enter]

 を実行してはいけないということです。

未処理データのfetch

 次に、未処理データを入手します。 インターネットに接続されていたマシンでは、ダイアルアップ接続完了と同時に自動で行ってくれましたが、 接続不可能なマシンでは、この作業を管理者の手で何とかする必要があります。

 ここでは例として、インターネット接続不可能なマシンを「LEMON」と言う名前にしておきましょう。 そのLEMONのクライアントインストールディレクトリを、 "C:\Program Files\dnetc" とします。 そして、インターネット接続可能なマシンを「TOMO」と言う名前にします。 さらに、TOMOにも当然クライアントがインストールされているでしょう。 そのインストールディレクトリも、 "C:\Program Files\dnetc" とします。 ついでに、TOMOのFDDはAドライブに割り当てているものとしましょう。 これはすべて例ですから、自分の環境に合うよう読みかえてくださいね。
 まず、フロッピーディスクを1枚用意します。 そして、LEMONのクライアントインストールディレクトリ内容をまるまるFDにコピーします。 コピーしたクライアント環境入りFDをTOMOのFDDに差し込み、 TOMO上で毎度おなじみコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをたたきます。 これは、TOMOで動作中のクライアントを一時的に止める処理です。

C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -shutdown[Enter]

 ここで、TOMOをインターネットに接続します。 接続完了したら、次は以下のコマンドをたたきます。 ついにLEMON用に未処理データを入手するわけですね。

A:[Enter]
DNETC -update[Enter]
C:[Enter]

 ここで、TOMOをインターネットから切断、FDを引っこ抜きます。 さらに、次は以下のコマンドをたたきます。 先ほど一時停止させたTOMOのクライアントを再起動するためです。

C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -svcstart[Enter]

 ここからは再びLEMON上での作業になります。 先ほどTOMOから引っこ抜いたFDをLEMONのFDDに差し込み、 その内容をLEMONのクライアントインストールディレクトリにすべて上書きコピーします。
 コピーが終わったら、今度はLEMON上でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドをたたきます。

C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -svcstart[Enter]

 お疲れさま、これでインストールは終わりです。 クライアントは稼働を始めました。

計算用データのupdate

 最後に、計算用データのupdate方法を紹介します。
 updateとは、処理済みデータをサーバーに送り、未処理データを入手することです。 インターネットに接続されたマシンでは、この作業も自動で行います。 しかし、インターネットに接続不能なマシンでは手動で行う必要があります。
 ここでも、説明には前述のLEMONとTOMOを例として使用しましょう。

 まず、LEMONのクライアントを一時的に停止させます。 LEMON上でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してください。

C:[Enter]
cd "C:\Program Files\dnetc"[Enter]
DNETC -shutdown[Enter]

 あとは、 未処理データのfetch と同じ作業を行えばOKです。

Di Gi KAIGO RC5-64 Cracking Team Distributed Computing