Date: Mon, 05 May 2003 19:18:27 +0900
From: Fukapon
Subject: Cos-Cha開店初日で待ちましょう
ペンギンにゃ、みなさん。 てひひひひ〜、Fukaponですぅ。
一昨日5/3にオープンとなりました秋葉原で3番目のコスプレ喫茶「Cos-Cha」へ、project KAIGOの担当が調査に行ってまいりました（^^;
今回の論点（謎）はやはり、「先行者、そして、ライバルとなるMai:lish（旧Mary's）と比べてどうなのか」ということでしょうか。
今回はお店に入ってからが非常に長いので（爆）、それまでのお話はサクッと。
調査部隊の構成はMary's開店初日を攻めた3名のうちの2名、T澤師匠と私、Fukaponである。 N田軍曹は予定が入ったとのことでキャンセル。 1200秋葉原駅集合直後Cos-Chaへ向かうものの、行列にうんざりして一時撤退。 1330過ぎに再び進軍を開始した。
1330過ぎにCos-Chaの前へ来てみると、1200ごろより行列が短くなっていたので並ぶことにする。 ここからおよそ30分、1400過ぎまで並ぶこととなるが...。 その際に観た、Cos-Chaを退店してきた人たちは皆、満面の笑み。 ...なんなんだ? そんなに凄いのか? とT澤師匠、Fukaponともに不思議がっていると、階段を下りた直後に電話をかけるものの声が。 「初日特典と申しましょうか、みんなドジでねぇ」とそれはそれは嬉しそうな声が。 ...それは楽しみですね。 慣れていないだけなのか、モデル気取りでウェイトレスをやる気がないのか、非常に気になるところである。
なお、Cos-Cha入り口前の階段で並んでいる最中に、Cos-Chaでは「エンジェル」と呼ばれているウェイトレスによってアンケート用紙とメニューが配られた。 このような配慮は素晴らしい。 そしてアンケートの中には「お客様の御指名」という欄があった。 非常に素晴らしい。 それがどうなのかはさておき、風俗と称されたことのある旧Mary'sをよく研究しているようである。
このアンケートに回答した場合、ポイントカードに1ポイント加算される。 アンケートの回収率を上げ、お客様の声を聞こうとする態度には感心するが、果たして、どれだけの人が改善点を見いだすに至る意見を書くのかと考えると、少々安直な考えだとも言えるだろう。
ちなみに、このアンケートを配布していた際に、すでにウェイトレスが接客に不慣れなことはある程度わかっていた。 狭い階段で、ボールペンの先をお客様の方へ向けて持ち歩くウェイトレス。 危険である。
1400過ぎ、"けい"さんに案内され店内へ、そして、席へ。 意外と広い店内は1テーブル2人が基本で、40テーブル39席。 テーブルとテーブルの間は余裕を持った広さがある。 我々は最も奥の列の18番テーブルへと案内された。
「ただいまお水を〜」とおきまりの科白を聞いた後、我々は早速店内の調査に取りかかる。 新しい建物特有のにおいを残すも、店内の不備は特に見あたらない。 空席率は40%弱。 つまり、案内が間に合っていないために人が並んでいる状況のようだ。 店内での制限は旧Mary'sと同様、写真撮影不可、90分で退店。 メニューはA4版で、カバーは市販の汎用品だと思われる。 そこに記載される飲食物の種類は比較的豊富。 サーロインステーキなんてものまで用意されているのは、少々やりすぎであるように感じたが。
入り口正面の植物があまりに素敵で、すこぶるお店が気に入りつつあった。 しかし、その気持ちが揺らぎだしたのは、入店より10分を経過した頃である。 ...ただいまとは、10分後以降のことを指すのか。 ...ただいまとは、20分後以降のことを指すのか。 ...ただいまとは、30分後こうのことを指すのか。
テーブルの上に水すらないまま30分が経過。 これは明らかに放置プレイである。 むろん、このような状態に陥っているのは我々のテーブルだけだ。 隣のテーブルでは「お冷やのお代わりいかがですか」というやりとりすらしている。 ...ならば我々を放置していることに気付いてもよかろう。 と言うより、何かがおかしいとウェイトレスたちも気付いてはいたようである。 一瞥をくれて怪訝な顔をするウェイトレスが数名いたことから、気付いてはいたようなのだ。 それにもかかわらず放置プレイは続く。
入店から90分を過ぎようとしていた1529、ついに動いた。 「大変遅くなってしまい」と謝るウェイトレス。 何も言うまい...。
数十分前に決めておいた以下の6点を注文。
今度はどの程度放置されるのかと期待しつつ待とうとしたが、すぐさま持ってこられてしまった。 恐ろしい順序で。
...日替わりケーキを除いては。 結局、日替わりケーキは20分強待った後も持ってこられる気配がないため、その旨ウェイトレスに伝えて持ってきてもらった。
ちなみに、渡されるお道具は大きめのフォーク1本。 ソーセージにはナイフをつけても罰は当たらないだろう。 さらに、ケーキ用には小さなフォークを別途出すべきではなかろうか。
日替わりケーキを食べ終わると、早速店を出るべく会計を頼む。 Cos-Chaでは会計を出入り口付近のレジで行う方式ではなく、テーブルでウェイトレスを呼んで頼む方式をとっているようだ。 つまり、ここでも放置プレイが可能。
会計をお願いしてから10分たって音沙汰なし。 再度お願いしてから10分後、やっと伝票を持ってきてもらえた。 1625 JSTだった。
レシートとともにメンバーズカード、ノベルティグッズをもらい、アンケートを渡して退店。 こうして2時間以上にも及ぶ調査は終わったのである。
なお、アンケートの質問とその回答は以下の通り。
むろん、誤変換および二重敬語はアンケート用紙を忠実に再現してのこと。 ...雰囲気についての回答欄にまで放置プレイの件を書いたことから、放置プレイの凄惨さを感じ取っていただきたいものだ。
旧Mary'sで感じた「接客意識の問題」をCos-Chaのウェイトレスに感じることはなかった。 「私はウェイトレスです」という意識を、ウェイトレス自身が持っているようではある。 また、技術はさておき、接客態度にも全く問題はない。 1600くらいまでは6名、その後何名か加わったウェイトレスは全員、活発に動き回っていたことも付け加えておこう。
店舗やメニューに問題は見られず、アイスティーが出てきたときにはすでに妙に甘いということもない。 ウェイトレスたちが仕事に慣れれば、及第点の喫茶店になるのではなかろうか。 しかし、サービス業をすでに開始した以上、「慣れるまでは」などと言っているようでは閉店の日も近いだろう。 アンケートにも書いたとおり、当面は「全体を観察し、適切な指示が出せる人」をおき、おっかなびっくりの接客をしているウェイトレスたちをうまく動かす必要があろう。
Cos-Chaの潜在能力は十分に高い。 今はその潜在能力を、いかに早く顕在化させるかが課題である。
最後に、旧Mary'sよりも喫茶店としては有力になるだろうという予測を記す。