2000年 流行語大賞

2000年12月1日発表/掲載

大賞

「Go Trash!」

 from T澤氏 / project KAIGO
 流行語大賞選考委員会にて、大きな反対が出ることなく決定。
 二〇〇〇年のproject KAIGOを反映した、見事な言葉だったと言える。 今年の流行語大賞選考においては、昨年と違い意見がかなり分かれた。 そのような中でも、反対意見が出なかったのはこの言葉が流行語大賞にふさわしいからであろう。 内輪ML「デ・ジ・会合」には今年四月から、ある特定の人物*1より読むに堪えないメールが大量に投稿されている。 そのため、MLの存続自体が危ぶまれたそのとき、T澤氏によって考案された 「彼のメールだけをゴミ箱へ送る」というアイデアを、後に何者かが名前付けしたもの。

選考委員のコメント

 これについていうことはありません、お察しくださいませ。 (T澤氏)

 読みたくもないメールが一日に何件も来る人に便利。 例えば、「○○君」のメールが読みたくないからメールを開きたくない、又はMLから外れたい、と思っているあなた! あなたは絶対に損をしています。 「振り分け」でトラッシュ行きと設定するだけで、快適なメールライフが送れること間違いなし! メールを読みたくないときは、すべてを「Trash」してもかまいません! 〈ちなみに、人間関係壊れても当方は一切責任を負いません〉 (T中氏)

 ありがとう、Go Trash!
 君のおかげでMLは成り立っているようなものだよ...。 残念ながら、未だに読みたくないメールが大量に流れるんですよね。 私はそれでも何とか読みますが、中には「アレが読みたくないので離脱したい」と言う人まで。 そんな人を止めるのに、最も効果的な手段です。 これがなければ、今頃あのMLはつぶれていたな...。 (Fukapon氏*2

次点 (二作品)

「奏でよう、愛のメロディー」

 from 『少女コミック』CM / 『KAIKANフレーズ』
 原作『快感フレーズ』の暇があっては押し倒すストーリーのない展開とは裏腹に、 テレビアニメ版『KAIKANフレーズ』は最高の出来映えであった。 秀逸のストーリー、素晴らしいOP/ED*3、中途半端な実写Λucifer。 そのテレビアニメ版と同時に放映されたCMからの言葉が、流行語大賞次点を射止めた。 発言者のVisualに大きく頼るその台詞は、本気で使える人間がどの程度いるのだろう。 ほとんどいないのは言うまでもない。

「あなたは僕の風でした」

 from 『神風怪盗ジャンヌ』
 連載当初は「セイントテールのリメイク?*4」とバカにされたこともあった『神風怪盗ジャンヌ』からの言葉が、流行語大賞次点の座に輝いた。 まさに、この台詞は「輝く」にふさわしい言葉であり、この台詞の使われた頃からジャンヌのファンになった人も多いだろう。 同じく次点の「奏でよう、愛のメロディー」とは違い、発言者の先天的要因にとらわれず、幅広く使えるのは評価が高かった。

選考委員のコメント

 「奏でよう、愛のメロディー」
 咲也、お前はその程度の男なのか、か弱い少女をただひたすら... (『快感フレーズ』単行本参照^^;)。 しかし、現実には咲也*5は出てこなかった。 本当に輝いているのはSANTAだろう。 いつまでもかわることなく、その外はねパーマをキープし、ドラムを叩き続けてくれ。 君のドラムは僕の愛のメロディーだ! (M實氏)

 「奏でよう、愛のメロディー」
 一度は言ってみたいです、本気で。
 冗談めかしたネタとしては、今年、だいぶ使わせていただきました。 この台詞で決めるCMがとても好きで、いつかは私もアレくらい決めてみたいと思ったりもするわけですが、 ...Visualがね。 絶対無理だな。 ぁ、私が好きなのは『KAIKANフレーズ』であって、『快感フレーズ』じゃないので、お間違えなきよう。 さらに、Λuciferのボーカルは咲也*5です。 そして、『EVERLASTING』は永遠です。 (Fukapon氏)

 「あなたは僕の風でした」
 この言葉をみたとき魂がふるえました。 もし僕が天に召されるとき、この世からいなくなってしまうとき、こんなかっこいい言葉が言えたらいいな。 この言葉を言うためにまずやらなくちゃいけないことは、言う相手を捜すこと*6かぁ...。 (K島T氏)

 「あなたは僕の風でした」
 あれはいけない、まるで僕を泣かせるためにあるような言葉だった。 あの日以来、僕はいつも壁に掛かるジャンヌのカレンダーを観ながら目頭をあつくしている。 そうだ、僕も課題ぐらいで負けていてはいけない。 今こそ "DIVE INTO SHINE" のときなんだ! (M實氏)

ノミネート言葉一覧

「Go Trash!」
[大賞] from project KAIGO
「奏でよう、愛のメロディー」
[次点] from 『少女コミック』CM / 『KAIKANフレーズ』
「あなたは僕の風でした」
[次点] from 『神風怪盗ジャンヌ』
「強気に本気、無敵に素敵、元気に勇気っ」
from 『神風怪盗ジャンヌ』
困ったときに便利な一言。自己暗示にかけて、あなたも堕天使*7フィンフィッシュ。
「汝、神風となれ」
from 『神風怪盗ジャンヌ』
決して戦中のお話ではない。よって、神風となった後にやるべきことはチェックメイト。
「Set me free now!」
from 『BLUE GENDER』
マシンガンを連射*8がお約束。解放されるには、時に実力行使も必要です。
「解き放て!」
from 『BLUE GENDER』
和訳ですね。多くの場面で横文字の方が便利なので、使うときは英訳しよう。
「み・ら・く・る・み!」
from 『鋼鉄天使くるみ』
サキちゃんファンも、とりあえず。くるみがリリカルなのかは意見が分かれる。
「くるみちゃぁん」
from 『鋼鉄天使くるみ』
桑島法子ネタ連発。マシンガンによってではなく、自らの声で多数ノミネート。
「カリンカがいつの間に」
from 『鋼鉄天使くるみ』
最終回はどうなったんですか。第五話の次が第八話、そしてピリオド。
「PARTY☆NIGHT」
from project KAIGO / 『デ・ジ・キャラット』
でじこは昨年。今年は某EZ氏住居襲撃プロジェクトのコードネーム。
「ぱーとにゃー」
from 『パートナー』
バイオレンスアニマル。パッとしなかった本編より人気が出たという噂、きっと本当。
「転職!?」
from project KAIGO / 『時空異邦人KYOKO』
あなた、脱いだらわからないわよ。まるで某ちぇりーそふとや某Studio e.go!の手法。
「等身大さくら」
from project KAIGO
意外と甘い蜜だったようですね。サークル部門の必殺宣伝コピーは成功だったのか。
「カーディガン脱げ」
from project KAIGO
次はナースキャップかぶれ*9。定期検診に行くと、心配なのは自分よりナースの身体。
「ラブ論」
from project KAIGO
ある意味これも仮面か。教職科目の本命、その実体は大穴、を開けたいくらいです。
「異臭」
from project KAIGO
自ら気付くことから始まる。異臭に気付かない生活、気持ち悪いと思いませんか。
「生もの」
from project KAIGO
いわゆる染色体数半分。そんなものを部屋に散乱させておくと、できないぞ、彼女。
「御名御璽」*10
from project KAIGO
三一五文字、「臣民」は五回。脳髄に感覚せしめておきましょう、きっと、無理だけどね。
「焼き肉TAKA」
from project KAIGO
つぶれたあとも、つぶれそう。自らの呼称との一致、それは仮面の強化につながった。
「マクセル」
from project KAIGO
国産最安値をたたいたことで有名。ここのメディアを使わずして焼き人生は語れない。
「WinCDR最高」
from project KAIGO
ええ、最低ですとも。そんなことを言いながらも、彼は懲りずに焼き人生。
「焼き人生」
from project KAIGO
全てはこのために。マルチタスクが織りなすオンザフライ*11複合技、芸術だ。
「徹夜」
from project KAIGO
冬からは新兵器導入。そのために六万円を投じるという噂、本当なのだろうか。
「激流」
from project KAIGO
二千通を目前に日付変更線。もう二度とやりたくないと、参加者は誰もが口にする。
「ゆでガエル」
from project KAIGO
ぬるま湯に騙されるな。目指すは飛んで熱湯に入る活ガエル。

選考委員のコメント

 「Set me free now!」
 解き放たれたかったです。
 『BLUE GENDER』の濃ゆいこと、濃ゆいこと。今年一年の私の生活みたいでした。 ひとつの時を生きながら、ふたつの夢を選んだために、何かとされたくもない拘束をされましたので...。 そんなときには天使ことマリーンの助けを待ってみたりしますが、さっぱりでした。 ...結局、何の役にも立たないおまじないだったのですね。 (Fukapon氏)

 「等身大さくら」
 新人勧誘時にこのフレーズを乗せたばっかりに今の状態になってしまったということで。 この単語はいわゆる人生の汚点ですね。 (T澤氏)

 「ラブ論」
 一言で言うと人生観が変わりました、はい。 この世にあふれている「愛」の本当の姿*12はなんなのかを学んだような気がします。 手帳に書き、たまに読み返しながら心に刻んでおります。 もう一つは僕の天敵F嬢をへこましてるのが爽快でしたっ!(^^) (K島T氏)

 「焼き肉TAKA」
 名前が悪い。多摩センターで一番のお薦めだったもんじゃ焼き屋をのっとたTAKA。 どうせ君のことだ、こそくな手段を使ったんだろう、例えば "仮面"*13とか。 僕は君を許さない。しかし、僕らはまた来年の七夕、君のもとに現れるだろう。 新たな名前に変わっているだろう君のもとに...。 (M實氏)

 「WinCDR最高」
 この言葉をつぶやいた当時の某氏の財政状況を見る限り、 せめてこの言葉くらいは大賞に輝かせてあげたくなるものであり、 これによって本人の慰めにでもなれば、幸いである。 (N田氏)

 「WinCDR最高」
 我が焼き人生に悔いなし。  ライティングソフト、また買っちゃうのかな...。 (Fukapon氏)

 「焼き人生」
 当サークルと切っても切れない関係にある言葉である上に、この言葉を頻繁に使用する某氏は、自らを焼き職人として日々精進し、 各種技術的困難を乗り越えてきたことを賞し、大賞に推すこととする。 (N田氏)

 「ゆでガエル」
 ある意味、仮面がはがれる*14のと同じ現象と同じだよね。 (T澤氏)

あと一歩でノミネート

「自主休講」
from project KAIGO
辛い日常、甘い誘惑。週休五日制は夢か現か。
「ボスシール」
from project KAIGO
本末転倒の麻薬。いつの間にか、欲しいのはその中身へと変わってゆく。
「なゆきだきまくら」
from project KAIGO
クリスマスの最終兵器。どなたか、提供してくださる方はいませんか*15
*1 ある特定の人物
異臭と大量の札束を放つ彼は、今年一番の汚点だと言われている。
*2 Fukapon氏
初心者向けに「Go Trash!」設定方法解説ページを作った。
*3 素晴らしいOP/ED
担当したのは今はなき「FEEL」だった。今ひとつの「GLAY」も担当した。
*4 セイントテールのリメイク?
昨年の流行語大賞選考委員も務めていたO福氏の評。
*5 咲也
実写版Λuciferのボーカルは「咲也」ではなく「MAKOTO」である。
*6 相手を捜すこと
その前に仮面をはずせ、に三千点が入っているそうだ。
*7 堕天使
『堕天使BLUE』が我らがΛuciferのメジャーデビュー曲。
*8 マシンガン連射
このシーンが脳髄に感覚せしめられて苦しんだ人が多数いたとの噂。
*9 ナースキャップかぶれ
わざわざ病院から電話しないでくださいよ、K島T氏。
*10 御名御璽
教育勅語の最後の一言。そこから転じて、物事の終わりを指すことがある。
*11 オンザフライ
エクスプローラ起動以外の、どのような作業も同時にこなせるそうだ。
*12 本当の姿
K島T氏の本当の姿は、そう簡単に拝めない。
*13 "仮面"
TAKA -> taka -> K島T氏 -> 仮面 -> 最悪 -> いい加減やめろ
*14 仮面がはがれる
仮面で無傷のK島T氏、仮面なしで傷を「負わせた」Fukapon氏。
*15 いませんか
無償提供してくださる意思のある方は、こちらまでメールをお願いいたします。